ミドル世代の介護職向け|年下リーダーとの接し方

ミドルくん

この歳になると年下のリーダーも多くて…

ミドルさん

年下リーダーとうまくやれるコツはないかしら?

介護職に限らずミドル世代ともなると、多かれ少なかれ年下の上司と仕事をする場面が増えてきます。

僕も40代の男なのでよーくわかりますが、年下上司と仕事をしているとモヤモヤしてしまうことってありますよね?

年上リーダーと上手くやれるか不安で、介護の仕事に就けないミドル世代の方も少なくないかと思います。

または、すでに現在進行系で年下リーダーとうまくやれずにお悩みの方も多いのではないでしょうか?

結論から先にお伝えしますと、ミドル世代の介護職にオススメしたい年下リーダーとの接し方は以下の3つ。

  • 敬語を使う
  • 知らないことはちゃんと教えてもらう
  • イライラしても受け流す

今回は『年下リーダーとの遭遇頻度』『データから見る年下リーダーとの接し方』『どうしてもダメなときの対処法』について解説していきます。

この記事を読めば、年下リーダーと良い関係性を築き、楽しく仕事ができるようになりますよ!

目次

介護職でミドル世代が年下リーダーと遭遇することはよくあるのか?

そもそも、ミドル世代が年下リーダーの元で働くケースってどれくらいあるのでしょうか?

人材採用大手のエン・ジャパンによると、年下上司の元で働いたことがあるミドル世代の割合は6割以上におよぶとのこと。

(引用:エン・ジャパン

また、人材派遣大手のマンパワーグループの調べでも、年下上司がいるというミドル世代の割合は66.3%という結果が出ています。

(引用:マンパワーグループ

ただし、どちらの調査も職種を限定したものではありません。

実際に介護業界で仕事をしている方なら体感的に感じているかと思いますが、そもそも介護業界は平均年齢が高い業界です。

40 歳以上 45 歳未満が14%を占めてもっとも多く、次いで多いのが45 歳以上 50未満の年代。介護業界全体の平均年齢は45.9 歳です。

(引用:きらケア・きらッコノート

これらの数字を見ると、介護職は他の業界に比べれば、ミドル世代が年下リーダーの元で働くケースは少ないほうなのかもしれません。

データから見る、年下リーダーとの接し方とは?

介護職は他業種に比べると年下リーダーと仕事をする機会が少ないとはいえ、体感的には年下リーダーはまぁまぁ見てきた気がします(笑)

では、ミドル世代が年下リーダーと上手くやるための接し方としては何が正解なのでしょうか?

先述のエン・ジャパンとマンパワーグループの調査では、「年下上司と仕事をする時にミドル世代が気をつけていること」に関するデータもありました。

(引用:エン・ジャパン

(引用:マンパワーグループ

この2つのデータを見比べてみると、上位にランクインした共通項目は次の3つ。

  • 敬語を使う
  • 知らないことはちゃんと教えてもらう
  • イライラしても受け流す

それぞれ解説していきます。

1位:敬語を使う

どちらの調査でも共通して、ダントツ1位は「敬語を使う」です。

年下でも年上でも、どちらも社会人ですので「大人の対応」は必要ですよね。

ミドルさん

たしかに、とりあえず敬語使っときゃなんとかなる感はある

極論にはなりますが、年下の社長にタメ口で話せるかといったら、当然それは違いますよねぇ。

直属の上司でも、会社のトップでも上司であることには変わりないです。

いくら年下でも上司である以上、社会人として敬語を使うのは当然です。

とはいえ、今まで仲良くタメ口で話してた後輩がリーダーに上がった場合、途端に敬語で話すのはちょっと不自然ではありますね(笑)

そんなときは、わからないことは素直に相談したり、リーダー判断が必要な情報をきちんと打ち上げたりして、ちゃんと頼ってあげましょう。

それが本人の成長促進にも繋がります。

2位:知らないことはちゃんと教えてもらう

次にどちらの調査でも上位に入ってきているのは「知らないことはちゃんと教えてもらう」ですね。

そもそも、仕事の知識やスキルは、その仕事に携わった経験値が重要で、年齢は関係ありませんからね。

「俺はいままでこれでやってきたんだ!」は、新しい仕事では一切通用しないです。

どんな仕事でも誰もが最初からバッチリできるわけないし、教える側としても、年上だからといって何年もいる職員と同じ動きは期待していません。

また、今まで先輩として一緒に仕事をしてきた若手がリーダーに上がったケースでも同じですね。

前項に書いたことと少し重複しますが、年下でもリーダーですから然るべき報告、連絡、相談は、業務においても人間関係においても非常に重要です。

3位:イライラしても受け流す

次に共通してランクインしているのは「イライラしても受け流す」です。

ここはミドル世代としての「器の大きさ」の見せ所とでもいいましょうか。

若くしてリーダーになっちゃうと「オレ他の人より仕事できるから!」と調子に乗っちゃってオラオラしちゃう人も一定数いますからね。

自分が若い頃を思い出せば、そういうのを見ても「まぁ仕方ないか」と思えるんじゃないでしょうか。

こればっかりは時間が解決するので、我々ミドル世代がどうこう言っても改善は見込めません。

時間と労力の無駄なので、温かい目で見守ってあげましょう。

あまりにも暴走が目に余る時は、リーダーより上に直談判するしかありませんが。

どうしてもダメなときは

とはいえ、人間同士なら、年齢は関係なく「どうしても合わない」というリーダーもいるでしょう。

生理的に合わないとか、どれだけ努力しても何をしても上手くやれない人って、やっぱりいるんですよ。

そんな時は、無理をせずユニット異動や転職などで、環境を整えるのもアリだと思います。

もし転職活動が難しそうなら、介護専門の転職支援サイトを利用するといいかもしれません。

あなたの要望を伝えれば、無料で希望に近い求人を探してくれるので時間の節約にもなります。

介護業界では人間関係で悩む人も多いので、きっと相談にのってくれることでしょう。

ミドル世代が年下リーダーと上手くやるための接し方【まとめ】

では、最後におさらいです。

ミドル世代の介護職が覚えておきたい、年下リーダーとの接し方は以下の3つです。

  • 敬語を使う
  • 知らないことはちゃんと教えてもらう
  • イライラしても受け流す

見返してみると、どれも社会人として、大人として、当然といえば当然のことばかりですね。

今まで山あり谷ありの人生を送ってきたミドル世代なら、これくらいのことは造作ないはずでしょう。

人生経験豊富なあなたなら、きっと年下リーダーとも上手くやれるはずです。

リーダーとはいえ年下。

自分の若い頃を思い出して、彼らと一緒に成長していくつもりで、時には人生相談にも乗りながら、良い関係性を築けるといいですね。

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